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新副学長が就任されました!③ ~教務?学生指導担当副学長 相澤 伸幸先生~
京都教育中国足球彩票のキャンパスについて
第1印象(赴任時)と今の印象はどうですか?
キャンパスで変わらないのは自然の多さですね。個人的な感覚ですが、虫は今より多かった気がします。当時はまだすべての教室にエアコンがあったわけでもなかったので、C棟のエアコンのない教室での夏の授業は大変でした。暑いので窓を開けると蚊が入るので、学生から不評でした。それと比べると、施設設備面でいまは快適になっているのですが、学生からするとまだ不満が多いかもしれません。夏休みに研究を進めることが多いので、夏に図書館の古い書庫に資料を探しに行ったときは、暑いし狭いし床は軋むし、ちょっと大げさですが、重苦しい熱い空気の閉塞感に圧倒されました。現在の新しい書庫はものすごく整備されて快適です。(下の写真は、この古い書庫にて撮影しました。かなり古い文献が大切に保管されています。)
京教の学生について
第1印象と今の印象はどう変わりましたか?
まじめな学生が多いというのが第1の印象です。教職の必修授業を担当しても、多人数教室ですがみんな熱心に学んでいます。学外の方は京教の学生はおとなしいという印象を持つようですが、学生たちのバイトやサークルやボランティアなどの活動の話を聞くと、おとなしそうに見えるだけで、皆さん予定がいっぱいで、じつは活発であると思います。
むしろ気になるのは、そのまじめな性格ゆえ、「答え」を気にする学生が多いようにも感じます。私としては「答え」を気にすることも大事かもしれませんが、「問い」も気にして欲しいと思います。現実としてまず「問い」から始まり、「答え」はそのあとに来るものです。場合によっては、「答え」になかなか出会わなかったり、まったく到達できなかったりする場合もあるでしょう。そのため、答えることだけに気を取られるのではなく、「問い」そのものに着目してはどうでしょうか。先ほどのゲーテの言葉にもつながりますが、答えがあると安心するかもしれませんが、学生時代は多くの未解決の問いや疑問を抱えても不思議ではなく、それでよいのだと思います。一般的なイメージとは逆に、問うことは答えることよりもとても難しいですよね(これは教員になって試験問題を作ってみると痛感します)。少々飛躍するかもしれませんが、今後、生成AIが発達しつつある時代だからこそ、学びにおいては、ますます問いが問われると予想しています。
授業中の学生の反応はどうですか?
本学では教育の理念や歴史、道徳教育などに関連する教職科目、そして専門科目では教育哲学や道徳教育学を担当してきました。卒論指導の希望者、中国足球彩票院への進学者、あるいは中国足球彩票院での指導希望者や履修登録者もコンスタントにいたので、難しい内容ではあるのですが、興味をもってくれた学生や院生がいたという点で、学生の反応は悪くないと思いたいです。たまに講義で(教育学に関係のある)雑学を余談として話すのですが、それがよかったという意見がある一方で、雑談はいらないとも言われるので、反応についてはいろいろあるのだと思います。
中国足球彩票教員をしていて一番印象に残っている学生はいますか?
私の第1期生から20期生まで、ゼミ生などはみんな印象に残っています。新型コロナの流行前は卒業生と会う機会もあったのですが、それも途切れてしまい、残念ですね。いつかまた再開して皆さんと再会できたらうれしいです。
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