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修学旅行(附属特別支援学校)
附属特別支援学校副校長 中山 聡
今年度は、中国足球彩票が5月から5類に変更となったことを受け、制限されていた行事が範囲を広げて開催できるようになりました。感染対策をしながらではありますが、高等部と中学部の修学旅行を実施できたので、それらの行事を紹介します。
まず、高等部の修学旅行です。対象は3年生。5月に静岡方面へ行ってきました。感染対策のため、観光バスで移動できるような行程で、宿泊先にはグランピングや旅館を利用しました。世界遺産の「三保の松原」では、落ちた松葉が腐葉土になると、松以外の木が育って松が枯れてしまうため、落ちた松葉や草をこまめに取り除かないといけないとのことでした。そのため、たくさんの人手が必要であり、今回、職員さんの指導のもと、熊手を使って落ちた松葉をかき集めたり、草を抜いたりする清掃作業に一生懸命取り組みました。日本平お茶会館では、お茶摘みとお茶もみの体験をさせていただき、手のひらをすり合わせてお茶を優しく揉み、手触りや香りなども確かめていました。浜松広報館エアパークでは、航空自衛隊の航空機の模型を見たり、過去に使われた実物の航空機の操縦席に座ってみたり、操縦のシミュレーターをしたりとそれぞれに楽しむことができました。実際に航空機が飛び立つところも何度か見ることができ、「お?!」と歓声が上がっていました。天候にも恵まれ充実した3泊4日の修学旅行となりました。
次は、中学部の修学旅行です。対象は3年生。6月に長野方面に行ってきました。こちらも感染対策のため、観光バスで移動できるような行程で、宿泊先には長年利用しているロッジを貸し切って3泊しました。2日目には、天候に恵まれ、ゴンドラ→リフトを乗り継いで八方山の登山口に行き、そこから生徒たちは、足元を確かめながら、手をつきながら厳しい岩場を登って行き、ケルンごとに休憩しながら頂上を目指しました。霧で見えなかったケルンが見えると、「あそこまで頑張ろう!」とみんなで声を掛け合いながら登っていました。残雪を発見すると、「すごーい!」と生徒たちも大興奮!そして、最後の雪道をあるいて頂上の八方池に到着しました。頂上から見える景色は『登った人にしか分からない景色』と言う言葉がピッタリなほど格別で、生徒たちは全身で大自然を感じていました。降りてくるまでに計4時間という時間を所要しましたが、麓に降りてきた時には、達成感や安心感でとてもいい顔をしていたのが印象的でした。
※小学部の修学旅行は、11月に和歌山方面で予定をしています。
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