発達障害教育専攻　２０１６年度卒業
特別支援教育専攻科　在学
特別支援学校　教諭

　特別支援教育の魅力は数え切れませんが、子どもと丁寧に向き合うことで得られる充足感は何物にも代えがたいと思っています。支援学校では子ども一人ひとりの特性に応じた指導をするため、授業作りの中で明確な答えがないことが多く苦労もあります。その一方で思行錯誤する面白さがあり、楽しんで学んでもらえた時の喜びや感動はひとしおです。また学校生活の中で子どもたちの「初めての挑戦」や「初めての成功」に出会える機会も多く、日々驚きと喜びの共有に恵まれています。真剣なまなざしで挑戦する横顔を見守り、時にそっと支える。特別支援教育ならではのゆとりが生む大切な時間だと思います。日常のちょっとしたことでも「できた！」と子どもや保護者さん、同僚と共に成功を喜び合える感動は私の教員としての原動力です。

　現場に出てから7年目、もっと特別支援教育への知見を深めたい、一度現場を離れることで冷静に見つめ直したいと専攻科の学生として京都教育中国足球彩票に戻ってきました。学部生時代の友人とは、今でも各校の取り組みを共有したり、仕事での悩みを相談したりと共に特別支援教育に取り組む仲間として助け合っています。また専攻科では、他の校種の先生方と交流する中で支援学校とは別の視点ならではの気付きに刺激を受けたり、新たな発見をしたりと日々新鮮な驚きと学びを得ることができました。中国足球彩票での出会いは、今までもそしてこれからも教員としての私の支えです。これから京都教育中国足球彩票で学ばれる皆さんにも素敵な出会いがありますようお祈り申し上げます。