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新?教職中国足球彩票院について~⑤6年制コースの概要~
平成26年4月に教育学部4年間と教育学研究科(中国足球彩票院)の2年間を組み合わせた6年一貫の教員養成を行うコースとして、本学に6年制教員養成高度化コース(以下「6年制コース」)が開設されました。令和3年度には、6年制コースに在籍する学生は8期を数え、これまでの修了生のほとんどが教職に就くといった一定程度以上の実績をあげてきたと考えます。
6年制コースは、学部3回生から修士課程2回生までの専門を異にする学生が、ゼミや合宿研修、また学生生活の一部を同じくしながら、教職や学問についての学びを深める「学修コミュニティ」による学びを軸としています。こうした異なる学年や専門領域の学生からなる「学修コミュニティ」による学びは、①学生?院生の多角的?多面的(教科?領域横断的)視野の育成、②学生生活をともにすることから生じる人格的ふれあいを通して、教職への深い理解やモチベーションの形成とモラールの醸成、③コミュニケーション力を高め、職場における世代をまたいだ協働性や相互批評性を含む同僚性(collegiality)などの教師としての基盤となる資質の形成促進に寄与するものであると考えます。「学修コミュニティ」による学びのメリットは、後で紹介する学生の座談会においても言及されています。一定以上の効果が見込める学習の形態であると考えます。
また、開設当初から6年制コースでは、子ども?同僚教員?保護者などとの「コミュニケーション力」、学校のさまざまな課題への「教育課題対応力」、そして学問的アプローチによる「研究遂行力」など、三つの実践的指導力を持った教員を養成することを企図し、異なる専攻の学生が集まり、仲間として共に高め合い、しなやかでくじけない学び続ける高度な実践的指導力を持った教員の養成を目ざしてきました。
令和4年度からは、新しい教職中国足球彩票院(以下「新教職中国足球彩票院」)が設置されることに伴い、これまでの3つの実践的指導力を見直し、「コミュニケーション力」「教育課題対応力」に加えて「学びのデザイン力」を身につけることを目的として掲げることとしました。「学びのデザイン力」では、学部のコースゼミで培ってきた「学修コミュニティ」による学びをさらに深化させ、自ら学びをデザインする力を向上させ、学び続ける教員の育成に努めたいと考えています。
▲図1 「学習コミュニティ」による学びにおいて身につけたい力
?次は~⑥6年制コース紹介座談会~へ続きます。
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