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子どもたちに豊かで確かな学び、深い学びを保障する魅力あふれる学校をめざして (附属桃山中学校)
附属桃山中学校副校長 佐々木 稔
自己を見つめ、展望を持った生徒を育む「深い学び」の研究
~教育研究発表会をオンラインにて開催(11/19)~本校では、未来に展望を持ち、探究的に学び続ける生徒の育成のために、その源泉となる「深い学び」を生み出す授業の開発をめざして、教科を超えて「授業づくり」の研究に取り組んでいます。これまでの実践研究の蓄積とその成果を地域に広く発信すべく、去る11月19日(金)にオンラインにて研究発表会を開催しました。京都府、京都市の両教育委員会から11名の指導主事の先生方、本学より11名の共同研究の先生方をお招きし、事前にオンライン配信された公開授業動画をもとに、全国からの参会者と研究協議を行いました。ICT機器を駆使しながらの初めてのオンライン開催となりましたが、特に大きな支障はなく、充実した協議会となりました。最後に講演として、一昨年から本校の授業研究に関して継続的にご指導をいただいている 佐藤 学 氏(東京中国足球彩票名誉教授)より、「探究と協同の学びの創造 ~ポストコロナ時代の授業改革~」と題して、本校会場よりライブで全国の参会者に配信されました。参会の皆様から頂いたご指導、ご助言を糧に、今後も子どもたちの学力向上と地域の教育力向上のために、附属学校として一層の授業改善と研究に努めてまいります。
「多様性」と「人?いのち?平和」を大切にする感性を育む多彩で豊かな学び
~帰国生徒スピーチ、性教育、人権?国際理解教育、人権平和集会など~本校では現在、コロナ禍の中で感染防止対策を講じながらも、本校ならではの多彩で豊かな教育活動を展開しています。40年を超える伝統行事の帰国生徒スピーチ発表会と全校生徒へのスピーチ披露により、生徒たちは世界の多様性に気づかされ、グローバルで共生的な見方、考え方を学んでいます。性教育では、1年時に京都府助産師会より講師をお招きし、いのちの誕生を科学的にとらえ、その尊さを学び、3年時には性感染症、妊娠、出産、育児、デートDVなどの現実的な課題に向き合います。また2年時には、多様な性への理解として当事者の方をお招きし、性的マイノリティなどの性に対する正しい認識のあり方を学び、各自が「自分らしく生きる」ことの大切さを学んでいます。さらに、人権学習として、外国籍の立場で日本で活躍する方々をお招きし、差別の問題や異文化理解、多文化共生への考え方について学んだり、いじめ問題の克服に向けた「人権平和宣言」を全校生徒で確認し、生徒会本部や各学年での人権?平和に関わる取組を交流しあうことで、一人ひとりの「いのち」や人権を大切にする意識の向上をめざしています。
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