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コロナ禍においても希望に満ちた学校生活を送っています(附属京都小中学校)
附属京都小中学校副校長 垂井 由博
2年間にわたるコロナ禍によって日常の学校生活が様々に制限される中で,本校では「ピンチをチャンスに」の言葉通り,校内ネットワークシステムを急ピッチで整備しました。オンライン授業の構築をはじめ,ICT機器やタブレット(Google Workspaceとロイロノートを併用)を道具の一つとして活用し,アナログとデジタルの一体化を目指した授業を1年生から9年生までの全教科にわたって推進しています。3年生より新設した技術科では,生徒たちはロボホン※を使ったプログラミング学習に目を輝かせて取り組む姿が見られています。
※ロボホン:シャープによって開発されたスマートロボット
▲タブレットを使った授業風景(写真左)とロボホンを使ったプログラミング学習の様子(写真右)本校の伝統的名物行事であるタイ国との生徒相互訪問交流もコロナ禍により2年間にわたって中止となってしまいました。しかし,そこはさすが,生徒たちのアイデアや創造力が活かされることとなりました。学友会(生徒会)により,タイ国から1週間にわたって生徒を迎えるはずであった季節に,同じく1週間,校内企画を実施しました。生徒たちが苦労して制作した等身大のゾウが,毎日,玄関で登校を迎えます。これも生徒制作によるタイ国の名物タクシー,トゥクトゥク模型の乗車体験,タイ国のペーパークラフト講座,タイ国の様々な文化を紹介する動画の放映などが生徒たちの手で行われました。また,英語や美術の授業とのコラボレーションにより絵手紙や絵葉書を心を込めて制作し,タイ国の生徒たちに向けて送りました。昼には給食との連携によるタイ料理を味わい,その他,学友会の各委員会による昼休み行事など、数えあげればきりがないくらいの企画で一杯の1週間でした。「来年度こそはお互いの訪問が実現しますように」という願いを胸に,タイ国交流校との25年間にわたる絆も肌で感じながら,タイ国の文化に触れる充実した1週間となりました。
▲等身大のゾウの模型(写真左)とトゥクトゥク模型の乗車体験の様子(写真右)
▲ペーパークラフト講座の様子(写真左)とタイ料理の給食(写真右)
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