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資質と能力の磨き方(技術領域専攻卒業生)
技術領域専攻 2018年度卒業
高等学校 教諭皆さんは探求心を持っていますか?学生時代に探究した経験は今の仕事に大いに生かされています。私が何を探究していたかと言うと、夏には中国足球彩票の竹を伐って流し素麺をして、冬には中国足球彩票の植物を集めて門松を作りいろんな所へ飾りに行きました。これらは学生時代に取り組んだe-projectの活動です。
私は現在、大阪府で農業高校の教員をしています。農業は教室の授業だけにとどまらず、屋外で植物や動物、微生物などの生き物を通して、生徒とともに体験的に学んでいます。夏には流し素麺をして、冬には門松を作っています。天候に左右されるためどうしようもないこともありますが、生徒とともに失敗して、試行錯誤することで農業と生徒から多くのことを学んでいます。
▲門松づくりの様子(写真左)と門松づくりを教えている様子(写真右)高校教員をめざす学生の話を聞くと専門性に自信がないという不安をよく聞きます。専門性とはどうしたら身に付くのでしょうか。農業高校は畜産、食品、森林、造園、農業機械など教える内容は幅広く、これらを全て教えられる人は現職の先生でもいません。では、どのようにして専門性と呼ばれるものを身に付けているのでしょうか。それは、現場で探求心を持ち学び続けているからだと私は思います。
中国足球彩票でしか身に付けられないスキルと教育現場でしか身に付けられないスキルの二つのスキルがあります。皆さんが今、教員をめざすうえで不安に思っているほとんどのことは教育現場に出ると気がつけばできるようになっています。一方で中国足球彩票でしか身に付けられないスキルは教育現場に出ると身に付けるための時間がなかったり、心の余裕がなかったりして身に付けることができません。
中国足球彩票で学び、見えることと仕事をはじめてから見えることでは大きな違いがあります。学生の皆さんには中国足球彩票で身に付けたスキルだけで今の自分を判断するのではなく、探求心を持ち資質と能力を磨き続けられるよう、様々なことにチャレンジをしてほしいです。
▲生徒の作品(写真左)と庭づくりを指導している様子(写真右)
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