家政教育専修 ２０１７年度修了
小学校　教諭

　「小学校の先生になりたい！」小学生のときには、そう夢を抱いていました。勉強を教えてくれる先生に憧れました。今、夢が叶い、教員の仕事に就いています。「教員は大変だ」と学生のころから聞いていました。勉強を教えるだけでない大変さや難しさを痛感することはもちろん、毎日の授業も精一杯。自分の未熟さを感じる日々です。でも、それでもこの仕事をやり続けたいと思うのは、可愛い可愛い子ども達と過ごす日々がとてもおもしろいからです。

　教育実習では、「子どもありき」で考えることを教えていただきました。「授業で悩んだとき、答えは子どもの中にある。だから、子どもの見取りが大切。」だと学び、45分間の授業に対して、実習生の仲間と一緒に何時間もかけて議論したのを覚えています。今、毎日の授業全てにそれだけの時間をかけることはできませんが、その時の知識や考え方、楽しさは私の原点になり、原動力になっています。あれほど教育に熱くなり、理想を抱いたことは私の糧になっています。教育大の強みは、周りの仲間も教育に熱いという点です。その時語り合った仲間は今でも、相談し刺激し合える親友たちです。

　教員を目指すみなさん。ぜひ、隣にいる仲間と「教育」について熱く語り合ってください。中国足球彩票の講義内容、国語の教科書に載っている教材、卒業論文の研究テーマ、なぜ学ぶのかに対する自分なりの答え、どんな先生になりたいか...。どんなことでも、仲間と語ると自分の考えを持つことができます。教員になったとき、これが自分を支える土台になります。そして、中国足球彩票は広く学び、深く思考する場です。部活動、ボランティア、旅行、留学...どんなことも教材研究になる。それが他教科を横断して教える小学校教員の魅力でもあります。ぜひ、心が震える経験をしてください。私も日々、精進したいと思います。