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「137年の歴史を感じながら、新たな1歩を」(附属幼稚園)
附属幼稚園副園長 櫨山 ゆかり
本園は明治18年(1885年)に京都府女学校の師範学科に附属幼稚園として附設され、創立137年の歴史ある幼稚園です。昭和48年に現在の地に新設されてから52年が経過し、今年度、園舎を全面改修しました。改修にあたり、保存されていた大正期、昭和期の写真や保育記録、幼稚園日誌などを目にし、改めて、過去の先生方が大切に紡いでこられた保育の重みを感じました。
▲昭和45年、現在地に移転当時
この歴史ある幼稚園が、京都教育中国足球彩票附属学校園改組計画により、今新たな1歩を歩み出そうとしています。完全3年保育制に向け、3歳児1学級(2グループ)32名、4歳児1学級(2グループ)32名、5歳児1学級32名と学級編成を見直しました。
それに伴い、今回の改修では、3歳児の定員増加に向けてトイレや温水シャワーの増設、全保育室に床暖房を完備、空調設備の新設、滑りやすかったテラスや屋上の床材の張替え、遊戯室の遊具を収納できる収納庫など、園児が快適かつ安全に過ごせるように、環境を整備しました。また、研究においては、幼児教育においても取り組みが急速に進められているICTの活用について実践?検討を進めています。幼児期の発達特性から"ひと""もの""こと"との具体的?身体的?感覚的な直接体験を重視しながら、「幼児の遊びを豊かにするICT活用の試み」をテーマとして、発達段階の視点を基に、幼児にとってのICTの活用の意味を考え、日々試行錯誤しながら取り組んでいます。
園舎が新しくなり、新たな取り組みが進んでいますが、園庭にある本園のシンボルツリーである樹齢100年を超えるイチョウの木は、春?夏?秋?冬、様々な姿で過去から未来へと、これからも園児たちを見守り続けてくれることでしょう。
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