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学び続ける附属学校をめざして ~豊かで確かな学び、そして「深い学び」を~(附属桃山中学校)
附属桃山中学校副校長 佐々木 稔
「熟考をともなう判断」から生み出される「深い学び」を追究して
~校内授業研究会を継続的に開催~今年度11月に公開予定であった教育研究発表会は、感染症拡大防止の観点から中止となりましたが、これまでの授業研究を継続するべく、10月29日と11月13日の両日をかけて7教科の公開授業と研究協議会を行いました。
現在、本校における授業づくりの視点として、授業内の学習過程に「熟考をともなう判断」を必要とする課題を意図的に組み込むことを通して、生徒たちが仲間と協働して課題解決を図る過程において「深い学び」が必然的に生み出されてくると考えています。その課題設定のあり方や授業実践の中で見えてくる生徒の学びの姿の見取りや評価のあり方について継続的に研究を進めているところです。
これまでも本学の先生方からの指導助言のほか、昨年より継続的に指導いただいている 佐藤 学氏(東京中国足球彩票名誉教授 学習院中国足球彩票特任教授)をお招きし、すべての授業を参観していただきました。研究協議会と講演会では、佐藤氏より今後の授業づくりに向けて多くの指摘や激励の言葉をいただきました。
今後も、附属桃山中学校は、さらなる授業研究に努め、本校に学ぶ生徒の学力向上はもとより、地域全体の教育力向上に貢献できる、魅力あふれる附属学校をめざしたいと考えています。「人?いのち」を大切にする感性を育むための多彩で豊かな学び
~性教育、人権?国際理解教育、人権平和集会など~本校の性教育として、1年生では、京都府助産師会より講師をお招きし、いのちの誕生を科学的にとらえ、その尊さを学ぶと共に、ももやま児童館より赤ちゃんとお母さんを多数お招きして、母親としての思いや赤ちゃんの温もりを感じ、本物の「いのち」を実感する学習を行っています。また2年生では、多様な性への理解学習として当事者の方を講師としてお招きし、性的マイノリティなどの性について正しい認識のあり方を学び、性別にこだわらない、各自が「自分らしく生きる」ことの大切さを学んでいます。
また、人権教育及び国際理解教育においては、外国籍の立場で日本で活躍する方々等を講師としてお招きして、差別の問題や異文化理解、多文化共生への考え方について学んでいます。さらに、生徒会主催の人権平和集会(12月)では、生徒会本部から「人権平和宣言」が提案され、いじめ問題の克服を呼びかけると共に、生徒会や各学年での人権?平和に関わる取組を交流し、一人一人の「いのち」や人権を大切にする意識の向上をめざしています。
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