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コロナ禍における本校のオンラインの取組(附属桃山小学校)
附属桃山小学校副校長 原田 勝之
本年度は、日本はもとより全世界を中国足球彩票感染症の猛威が襲い、各学校では、その対策に苦心を重ね、日々の学校生活を進めてきました。本校もその例外ではなく、児童の健康や安全の確保の観点から日々の感染防止対策や教育課程の工夫など多岐にわたる対応を進めてきましたが、特に3月からの全国一斉休業の際には、児童の学びを止めない観点からICTを活用したオンライン学習等が全国的にも注目を集めました。
本校においては、すでに数年前より授業において1人1台のタブレット端末を活用できる環境を整え、授業における児童の学びを深める観点からその環境を活用した授業展開について先進的に研究を進めてきており、オンライン学習の導入に比較的スムーズに対応することができましたが、入学式のみの登校であった1年生はじめ、低学年児童家庭でのスムーズな運用、使用環境やスキルが違う様々な家庭の実情にも対応しながら、オンライン学習を進めていくことは、試行錯誤の連続となりました。
これ以外にも、本校では、感染拡大のリスクを低減する観点から可能な場面では積極的にICTを活用し、様々な取組を進めました。
6月には、育友会総会を書面開催し、日常的に活用している教育用SNSサービス「クラスティング」とGoogleフォームを活用した議決を行いました。1学期末の個人懇談会についても、オンライン開催として、各家庭とビデオ会議アプリを活用し懇談しました。
2学期早々には、次年度の入学希望者対象に開催する「学校説明会」をオンラインにて実施し、本校の教育理念や入学検定の説明の他、学校行事、学校施設等の紹介、授業の様子等を動画配信しました。また、授業参観も学校に多くの人が出入りすることになることから実施を見送り、全学級授業の様子を動画撮影し、期間限定にて保護者向けに配信しました。
各ご家庭には、コロナ対策としてこうした取組についてご理解とご協力をいただき、ここまで進んでくることができました。しかしながら、その結果として見えてきたことは、やはり学校の教育活動は、実際に児童と向かい合い、豊かなコミュニケーションの中で進めることで最大の効果を発揮するということです。
まだまだ、先の見えない状況が続きますが、本校としても引き続き、可能な限り工夫を続けながら、よりよい教育活動を進めていきたいと考えています。
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