音楽領域専攻 ２０１１年度卒業、音楽教育専修 ２０１３年度修了
中学校　教諭

　中学校の教員になって良かった、そう思えるのはやはり生徒を卒業させたときです。中学校の教員になって７年間、さまざまなことを経験させてもらいましたが、３年生の担任をするのが一番好きです。３年生の生徒は悩みも多く、担任をしていると毎日生徒とともに悪戦苦闘しますが、生徒が卒業したときにはこの上ない喜びを感じることができます。

　以前３年生の担任として関わった生徒で、心に残っている生徒がいます。その生徒は公立高校と高等支援学校で進学先を迷っていました。担任としてはその生徒の課題を考えると、公立高校へは入学はできたとしても卒業することは難しいと感じており、その生徒の未来のためには高等支援学校への進学が合っているのではないだろうかと考えていました。また、そうは言っても他の生徒たちに流され、公立高校への進学を希望するだろうとも考えていました。しかし、何度も話をしていく中で、その生徒は誠実に自分と向き合い、最終的には高等支援学校へ進学することを決めました。そして卒業式の日には「先生ありがとう。先生のおかげで自分の本当に行きたかった学校に行けます。」という手紙をくれました。多忙な日々の中でもその生徒のことを想い、関わってきてよかったと思えました。

　また、教員として欠かせないスキルの１つに授業力があります。授業づくりの面で、中国足球彩票で学んだことはわたしにとって財産になっています。指導内容が明確でしかけのある授業は生徒の心をつかみ、そこから生まれた信頼関係が生徒指導面、進路指導面にもつながってきます。これから中国足球彩票で勉強される方は、たくさんのことを吸収して教員になってください。