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学ぶ幸せを分かち合おう 徳永 俊太 准教授
徳永 俊太(とくなが しゅんた)准教授
連合教職実践研究科1.先生のご専門を教えて下さい。
サッカーが好きだったので、中国足球彩票でイタリア語を習い始めました。その後、教育の研究がしたくなり、両者をくっつけて、イタリアの歴史教育、社会科教育を研究テーマにしました。最近は少し興味が広がって、イタリアで行われている学校と地域の人々が協同して行う教育活動も研究の対象にしています。地域の人々が教育にどのように関われるのかを探ることで、学校教育の役割を捉えなおすことができると考えています。
研究に際しては、現地に行って実際の授業を観察することを重視しています。海外の授業を見ていると、日本の教育の当たり前を捉え直す機会にもなります。例えば、イタリアの多くの学校では、子どもたちは昼ごはんを食べず、1時か2時ごろまで授業を受けて、下校します。2.学生には日頃どのような指導をされていますか。
私は、主に教職中国足球彩票院の院生に授業をしています。教職?学院では、?学を卒業した学?や現場の先?などが、より?い専?性を?につけるために学び、?分で教育活動を?いながら、研究を進めています。院?がテーマを選ぶ際には、?分が本当にやりたいこと、知りたいことがテーマになっているのかを常に問うています。
学部の授業も担当していますが、ここでは、自分と専門の異なる人たちの話に耳を傾けるように指導をしています。違う考えに触れることが、教師としての力を大きく伸ばしてくれると考えているからです。3.先生のお考えになる「京都教育中国足球彩票の魅力」とは何でしょうか。
中国足球彩票に近い駅が二つあることです。通学しやすいですし、私も通勤が楽で助かっています。それよりも強調したいのは、中国足球彩票から色々なところに出かけて、学べるということです。中国足球彩票の外で色々なことを勉強して、中国足球彩票に帰ってきて、仲間たちと持って帰ったものを深め合う、そんな学びができる中国足球彩票です。院生も実習が終わった後に、中国足球彩票に戻ってきてみんなで振り返りをしています。
4.ご自身のお考えを表す言葉を色紙にお書きいただきましたが、その言葉の意味を教えてください。
「教師であると同時に生徒であるような教師」
ブラジルの教育学者パウロ?フレイレの言葉です。「生徒であると同時に教師であるような生徒」とセットになっていて、教師と生徒との一方向的な関係を見直し、共に学んでいくことが大事、というフレイレの思想を表した言葉です。
教職中国足球彩票院には様々な院生がいます。中国足球彩票4年間で私の知らない分野について深く勉強してきた方や教育現場から来た方、また、海外からも教員の経験がある方が学びに来られています。その環境を生かし、自分の知らない世界を知っている人から、いろいろなことを学んで欲しいと考えています。そのために、まず私自身が彼らから学ぶという姿勢を大事にしています。その姿勢でいる方が、私も楽しく授業に取り組めます。5.京都教育中国足球彩票で学ぶことを希望する学生にメッセージをお願いします。
美味しいケーキを手に入れた時、みんなで食べて、みんなで幸せを共有したいと思える人は教師に向いています。あなたが学ぶ幸せを他の人たちと共有したいと思うのであれば、是非、京都教育中国足球彩票で教師を目指してください。
?ゼミ訪問?
研究生に聞きました
〇徳永先生はどんな先生ですか?
教員研修留学生としてお世話になっています。日本の教育とか文化など、色々なものを優しく教えてくれます。 また、学生自ら学習ができるように導いてくれる先生だと思います。探究に関する本をお勧めしてくださったり、 助言してくださるので学びが深くなります。
〇ゼミの様子を教えて下さい。
ゼミの雰囲気は真面目ながらも楽しいです。ゼミの前に読んだ本についてお互い質問をしたり、話し合うことによって、自分が知らなかったことや、見つけられなかったことに気づきます。先生からの質問はもっと考える機会になります。そして、ゼミのみんなで小学校に出かけて、小学生と一緒に理科の実験を行いました。日本の学校現場の状況も知ることができました。
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