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附属校間での交流を豊かにする学校を目指して(附属特別支援学校)
附属特別支援学校副校長 細川 潤
附属特別支援学校では、その自然豊かな学習環境を他の附属学校園も活用できる取組として、子どもたちの交流活動を行っています。
附属幼稚園との活動では、幼稚園の親子遠足で4歳児、5歳児は園から本校までの約2Kmを徒歩で来ます。園児と児童との直接的な交流はしていませんが、本校の5、6年生が作成した遊具等で遊んでくれています。今年は台風被害の影響で、たけのこ山に登ったり遊具で遊んだりできなかったのですが、広い校内を探検して楽しんでくれたようです。この園児たちが桃山小学校の4年生になった時に、本校の児童と交流をしてくれるようになります。
また、附属幼稚園には高等部食品加工班が作ったクッキーを購入してもらっています。そのクッキーは園児たちのお弁当後のおやつとされています。附属桃山小学校との交流活動は、年2回実施しています。1回目の交流では桃山小学校の4年生たちが企画した取組に参加しています。今回は「ミニ運動会」と銘打って、ペットボトルボウリングと玉入れをしました。4年生全員で本校の児童数18人に合わせて18班を作り、一班に一人の本校児童を招き入れてくれました。本校の児童にわかりやすいルールを考えてくれて、そのルールも競い合うために守らなければならない規則ではなく、みんなが楽しめるようにするための工夫がありました。例えば、ボウリングではドッジボールを使い投げ方を自由にしたり、ピンまでの距離を児童によっては短くしたり、本校児童が満足感や達成感を感じられるようにしていました。
このように交流を進めることで、朝、桃山小学校でスクールバスに乗車する時に顔を合わせると「おはよう」と挨拶を交わす児童が増えていきます。
2回目の交流は、3学期に本校の自然を生かしたクロスカントリーで行います。起伏のあるたけのこ山コースを一緒に走ることで、どのような関わりが見られるのか楽しみです。
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