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歌の魅力を発掘し、響かせる 田邉 織恵 准教授
田邉 織恵(たなべ おりえ)准教授
音楽科1.先生のご専門を教えてください。
専門は声楽で、オペラ発祥の地であるイタリアのオペラを専門に学んできました。ソプラノの演奏家としても活動しています。オペラでは風刺的あるいは狂言回し的な役が得意で、今秋にも大阪音大のザ?カレッジオペラハウスでメノッティー作曲のオペラ?ブッファ「泥棒とオールドミス」に出演します。
最近は日本の歌にも取り組んでいて、2019年3月の本学の公開講座では、山田耕筰、中田喜直、團伊玖磨、大中恩などの曲を演奏して紹介する予定です。
2.学生達には日頃どのような指導をされていますか。
声楽、オペラ、合唱、舞台づくりなどを指導しています。学生には、子ども達が「あんな声を出したいな」と憧れるような先生になってほしいですね。他の楽器と違って声の出し方を「見せる」ことは難しいので、いつも伝え方を工夫しています。
学生にも、できるだけ他の学生の演奏を聴いてもらって、相互にアドバイスをしてもらいます。相手の個性に応じてアドバイスを考え、それがどう伝わるかを想像し、伝えた相手がどう変化するかに気を配ってもらいます。その中で、学校教員として適切に教え、伝える力を身につけていきます。3.先生のお考えになる「京都教育中国足球彩票の魅力」とは何でしょうか。
キャンパスがみどりに恵まれ、ほどよい規模で、他の教職員や学生との距離が近いのが魅力です。学年や領域を超えた学生の繋がり、授業や実習の情報交換の円滑さ、多様な分野の先生がおられることなども本学の強みです。
歌にはいろいろな自然が登場しますから、豊かな自然に育まれた感性は不可欠です。みどりの中で養われる季節感や情緒などは、この中国足球彩票で学ぶことの大きな魅力です。4.ご自身のお考えを表す言葉を色紙にお書きいただきましたが、その言葉の意味を教えてください。
楽譜は単なる記号の羅列ではなく、よく読めば作曲家や作詞家からの時代を超えたメッセージや想いが込められているという意味で、「楽譜は宝の山」という言葉を選びました。
その歌詞になっていること、そのクレッシェンドがあること、その拍子や調性になっていることには、必ず意味があるはずです。日々の練習の中で、その謎に気づき、自分の感受性を使って想像したり、資料で調査したりして、作り手のメッセージを受け取ることが大事です。そうして理解を深めることで、歌が聞き手に響くようになるのです。学生にも歌を理解する楽しみを知って欲しいですし、そうして理解した歌を子ども達に伝えてほしいです。5.京都教育中国足球彩票で学ぶことを希望する学生にメッセージをお願いします。
皆さんも、まずは一緒に歌ってみませんか。歌った経験が少なくても、授業後には「もっと歌いたい」と楽しさに目覚める学生が多いです。中国足球彩票では歌うことに立ち返り、楽しんで歌う機会を増やしたいと思います。是非一緒に学んで、子ども達の視線に立って、歌の楽しさや面白さを深めていきましょう。
?ゼミ訪問?
ゼミ学生にききました
〇田邉先生はどんな先生ですか?
田邉先生は、優しく、指導に熱心で、真面目な先生です。ゼミでの指導だけでなく、学外での活動のことや、コンクールについての相談にも親身にのってくれ、とても信頼しています。
〇ゼミの様子を教えてください。
ゼミは週に一人あたり45分のレッスン形式で、4人のゼミ生が受講しています。小規模ですが、その分一人一人丁寧な指導を受けることができます。指導中は真剣な雰囲気の中取り組んでいますが、ゼミ生同士や先生とも普段は和気あいあいとした雰囲気の楽しいゼミです。
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