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~隣の学生さん~ 第3回 世間に発信、数学は面白い!
昨年のe-Project@kyokyo?の研究発表会にて、活動1年目にして見事そったくん賞?を受賞しました「Collatz」。今回は、そんな新進気鋭の団体「Collatz」の顔に迫りたいと思います。代表の数学領域専攻3回生松田凌さんに取材をしました。
主な活動内容は、YouTubeチャンネル「数学お助けチャンネルCollatz」にて動画を配信することです。学生同士で行うゼミ形式の学習会を撮影?編集した動画を、自作の講義録とともにアップしています。中国足球彩票1?2回生向けの基礎的な内容に焦点を当て、15分ほどで気軽に見ることのできる動画をつくっています。「数学お助けチャンネルCollatz」リンク
チャンネル開設から徐々に登録者数や視聴回数を伸ばし続け、どんどん実績を積み上げている「Collatz」ですが、今年度はさらに新たなチャレンジをします。
「こらっつの森」という小中学生を対象としたチャンネルの開設です。子どもたちにも数学に興味を持ってほしいという思いから始めました。例えば初回の、「4つの0と+-×÷を使って答えを20以上にするにはどうすればいいか?」という問題はクイズのようでとっつきやすいです。答えには"あること"が必要なのですが、それに気付いたときには、計算のすごさや解けた快感を味わえることでしょう。このように、国語領域専攻の筆者にも面白いと思える内容です。数学は難しすぎてわからない、苦手だという多くの皆さんにも、「こらっつの森」の動画はぜひおすすめします。「こらっつの森」リンク
「Collatz」という名前は「コラッツの問題」という数論の未解決問題に由来します。松田さんはその問題に出会って初めて、まっさらな状態から試行錯誤して答えを導いていくことの面白さに気付いたといいます。自分がそうだったように、他の人にもCollatzのような存在に出会い数学を好きになってほしい、そんな熱い思いが活動の原動力であるようです。やらされる勉強ではなくて、楽しめる探究になれば、きっと数学嫌いの人々に見える世界も変わるはずです。学習の本質を見つめなおすこの活動が、これからさらに広がっていくことを期待します。
(注)
?学生の独創的で想像力豊かな研究活動を奨励することを目的とした、本学独自の学生支援プログラム。
?研究発表会に参加した学生や教員による投票で決定する賞。
▲Collatz代表の数学領域専攻の松田凌さん。
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