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【号外】フットサル女子日本代表山本彩加さん(平成20年度教育学部卒業生)インタビュー
本学保健体育科教育専攻の卒業生である山本彩加さんは、今年5月にタイで開催された、アジアサッカー連盟 (AFC) 主催「AFC女子フットサル選手権タイ2018」に、フットサル女子日本代表の正GK(ゴールキーパー)として出場し、準優勝を果たしました。今回、山本さんが在学時に加入していた女子サッカー部の後輩と、体育学科教員で副学長の井谷恵子教授がインタビューを行いました。
▲前列左から二人目が山本さん。山本さんを囲むのは現役女子サッカー部員。―山本さんは中国足球彩票時代は女子サッカー部でしたね。サッカーを始めたきっかけは?
教員になることを目指して京都教育大に入学しました。高校時代はソフトボール部でインターハイに出場したのですが、京教にはソフトボール部がなく、サッカー部に勧誘されて入部しました。それまでは、「サッカーなんてチャラチャラしてる」と思っていたのですが、やってみると奥が深く、サッカーにほれこみました。
―本学を卒業後、なでしこリーグの「バニーズ京都」に加入されたんですよね。
卒業後には教員になるつもりでしたが、サッカーをやめたくないという気持ちが強くなってきた時に、バニーズから声を掛けてもらったので、即、加入を決断しました。私は、これと決めたことを途中で放り出さずに極めたい性格なんです。
―粘り強く続けることは大切ですね。フットサルに転向された理由は?
バニーズ加入後、1年目は試合には出られませんでした。そんなときに、たまたま京教の先輩がいたフットサルチームに遊びに行き、フットサルの魅力に気づきました。フットサルは、ゲーム展開が速く、キーパーを入れても5人なので、一人一人の力が問われます。また、ソフトボール時代に投手をやっていたので、コートの狭いフットサルの方が、サッカーより肩の強さを活かせます。すぐにそのフットサルチームに加入し、3年間プレイしました。
2013年に大阪のチームに移籍しました。その年に、フットサル日本代表監督の目にとまり、日本代表GK3人の内の一人に選ばれ世界大会に出場しました。現在は兵庫県の「SWHレディースフットサルクラブ」でプレイし、4シーズン目を迎えています。住まいも職場も京都ですが、週4日、練習のため兵庫県まで通っています。
▲アジア選手権準優勝のユニフォームには、全日本チームメイトのサイン。―山本さんの次の目標は?
これまでの日本女子フットサルにはいなかったようなGKになり、次の2020年「AFC女子フットサル選手権」で金メダルを取ることが目標です。
私は仕事でもフットサルでも、目標を決めてそれに向かって努力しています。例えば「〇年までに高級車〇〇を所有する」などの目標を決め、きっとうまくいくと信じてがんばっています。―最後に後輩にメッセージを。
高校のソフトボール部顧問の先生からいただいた言葉ですが、「思いやり、素直さ、謙虚さを忘れるな」謙虚でいると、相手がどんな人でも、相手から学ぶことができます。
教員になる後輩には、子どもの目がキラキラと輝き続けることができる先生になってほしいです。社会には色々なことがありますが、子どもがそのことによって落ち込まず、興味を持ったことをずっと好きでいられるように育ててほしいと思います。山本さんのインタビューからは、「夢をかなえる力」を感じました。うまくいくと信じて努力をつづけることが力になるのですね。2020年「AFC女子フットサル選手権」の優勝をお祈りしています。
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