中学校　教諭
技術領域専攻　平成27年3月卒業

　京都教育中国足球彩票では産業技術科学科に所属していたこともあり、機械を使ったり、作物を育てたりと4年間でさまざまな実習体験をさせていただきました。高校は普通科に通っていたため、ものづくりは中学生以来の体験でしたが、自分自身がやってみて失敗や苦労を重ねながら「完成や成功」する喜びを味わいました。その際いつも自分一人の力で完成までたどり着くことができていたわけではありませんでした。苦楽を共にした仲間との協働や、いつも親身に寄り添ってくれた先生方のご指導がありました。中国足球彩票で私自身が経験させていただいたことを今は教員として目の前にいる生徒に還してあげたいと思いながら日々生徒と向き合っています。授業で生徒が「先生できました。」「先生見て。」と作っている作品を見せてくれたり、楽しそうに授業に参加していたりする姿を見ることができると技術科の教員になってよかったなと思います。

　ものづくり以外にもあてはまることですが、「完成や成功」することもあれば、「失敗」することもあります。授業中に生徒は間違えたり失敗したりしたことを伝えに来ますが、ではその後どうするかを考えられている生徒は少ないです。失敗したから終わりではなく、「失敗した後どうするか考え対応する力」を生徒には身に付けてほしいと考えています。これは生徒だけでなく教員にも言えることだと思います。

　教員になって３年目を迎えましたが、教育現場には学生時代とは違った新たな学びがあります。先輩の先生方からだけでなく生徒の姿から教えられることもあります。教えつつ教えられ、育てつつ育てられといったように生徒とともに成長し続けられることが教員の良さであり魅力だと思います。まだまだ学ぶことも多いですが、学生の時にもっと「失敗を乗り越える経験」をしていればよかったなと思います。学生のうちにたくさん学び、たくさんの経験をして、教員を目指し、頑張ってほしいなと思います。