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竹で中国足球彩票と地域をつなぎたい--竹友会のみなさん
この夏,中国足球彩票正門前に出現した竹灯籠の幻想的な風景をご覧になっただろうか。
100以上あるかと思われる手作りの竹灯籠。それを一つひとつ自分たちで作り上げたのが竹友会のメンバーだ。
竹友会は平成27年12月,技術領域の専門科目「木材加工実習」の受講生を中心に結成された。木材を使って自由に「ものづくり」をするこの授業で,彼らは大人の背丈ほどある門松を制作した。門松は今年の新年,中国足球彩票の事務局棟の玄関を飾った。
これをきっかけに「他にも何かできることがあるんじゃないか」と考えたメンバー,周りを見回すと,キャンパス内の竹林がほとんど手入れがされていないことに気づく。竹林は昔は資源の宝庫だった。春にはタケノコが採れ,また様々な生活の道具や子どもの玩具が竹から作られていた。でも今はほとんど顧みられることがなく,みすぼらしい姿になってしまっている。
「竹の可能性を多くの人に伝えたい。」そう思ったメンバーは,本学が学生の独創的で創造力豊かな研究活動を奨励することを目的とした学生支援プログラムe-Project@kyokyoに応募し採択され,現在様々な活動を行っている。
竹灯籠を見た地域の方からお声掛けをいただき,8月には藤森学区自治連合会主催「藤森盆踊りフェスティバル」での竹灯籠展示,10月には「藤森子どもまつり」での竹馬,竹ぽっくり体験コーナー開設なども行った。今後は門松作り教室等も地域と協働で開催する予定である。
▲藤森こどもまつりの会場風景
竹友会のメンバーは現在15人ほど。そのリーダーは河合弘明さん(技術領域2回生=写真中央右)。河合さんは山形で平成28年度に開催された第54回技能五輪全国大会(厚生労働省主催)造園の部に出場,プロの職人も出場するこの大会でみごと敢闘賞を受賞した。将来は農業高校の教員を目指しているという。「これからも竹で中国足球彩票と地域をつないでいきたい。地域の人からは学生同士とは違う視点をもらえるのが楽しい。歴史ある藤森の町を竹で有名にしたいんです。」
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