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第23回「これからの算数?数学教育を考える会」を開催しました
8月25日(日)に、第23回「これからの算数?数学教育を考える会」をオンライン開催しました。この会は、京都教育中国足球彩票の第4期中期目標?中期計画に掲げる、中国足球彩票と附属学校との連携した先導的教育モデルの開発、展開等を目的とした取組の一環として、算数?数学のカリキュラムを開発?実践し、広く学校現場への発信?交流をしています。
会ではまず、篠原知晃教諭(東京都調布市立北ノ大小学校)から「小学校算数科における教育課題「学力向上」に関する一考察」についての発表がありました。問題解決学習をより効果的に行うために、児童のノート記述に部分肯定をして価値づけする丸つけ法の活用や、学校内で統一した色で板書を色付けする工夫についての紹介がありました。質疑応答では、児童および教師にもたらされる効果と課題について議論されました。
続いて、島橋尚吾教諭(大阪教育中国足球彩票附属天王寺中学校)から「折り紙を使って考える解析幾何学(1次関数)の授業実践」についての発表がありました。中学生の発展的?統合的な考え方を育むことを目指し、折り紙の面積が1/5になる折り方や辺の三等分の方法を数学的に探究する授業実践についての報告がありました。質疑応答では、解析幾何的アプローチによって培われる能力について議論されました。
最後に、黒田恭史教授(京都教育中国足球彩票数学科)から「『生成AIについて学ぶ』と『生成AIのサポートで学ぶ』」についての発表がありました。過去40年の間に、パーソナルコンピュータの登場で、家庭でコンピュータが買えるようになり、さらにインターネットの普及により世界中と家庭がつながるようになった当時の世の中や学校現場の反応と対応について振り返り、生成AIの教育における今後のあり方について議論されました。会には、18名が参加しました。
次回は2024年11月24日(日)にオンライン開催で実施します。
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